ピアッサーを再利用するのは危険なの?二回くらいだったら使ってもいいの?
ピアッサーを再利用してもいいのか、使用期限はあるのかどうか解説していきます。
また、ピアッサーを何度も使いたい人のために使い捨てじゃない物はあるのかどうかも紹介していきます。
目次
ピアッサー再利用の危険性
ピアッサーを再利用するのは危険です!
ピアッサーのパッケージにも『1回使い捨て』と明記されている通り、自己判断で再利用するのは辞めましょう。
ピアッサーは再利用せずに、使用後は破棄するように書かれていますが、なぜ再利用禁止なのか危険性を解説していきます。
減菌処理されていない
未開封状態のピアッサーは、必ず減菌パックに入っています。
ピアッサーを使う前に開封することを勧められているくらい、ピアッサーは清潔な状態で使わなければなりません。
一度使用したピアッサーを再利用してしまうと、穴を開ける時に付いた皮膚や血液が付着しています。
衛生面で安全な状態ではなくなるため、炎症や化膿などの肌トラブルが起きる可能性があります。
「消毒や殺菌をすれば使えるのでは?」と考え、消毒液で拭いたり火で炙ったりして使う人も中にはいるでしょう。
しかし、知識のない人が下手に行うのはおすすめできません。
消毒できたつもりでも、実際は見えない菌が残っている可能性があるからです。
強度が落ちる
ピアッサーはバネの力を使って穴を開けるため、再利用するとバネの力が弱まってしまいます。
使い捨てることを前提に作られているため、再利用することで他にも様々な点で不具合が起きる可能性があるでしょう。
怪我の原因にもなりやすく、場合によっては、ピアッサーが耳に挟まった状態で取れなくなることも。
他にも強度が落ちているのが原因で、貫通しきらずに痛い思いをしてしまうかもしれません。
何かあっても保証されない
ピアッサーの注意書きに『再利用不可』と書かれている以上、二度目の使用で問題が起きても保証されません。
一度目の使用で問題があった場合はメーカーに問い合わせられますが、再利用となると自己責任です。
新しいピアッサー代を節約しようとしたばかりに、病院代でピアッサー以上の金額がかかることも。
ピアッサーに使用期限はある?
ピアッサーは未開封の状態でも、実は使用期限が定められています。
製造から10年以上過ぎたものを使用するのは辞めましょう。
そのため、10年前に購入して置きっぱなしになっているピアッサーや、新品未使用のものをフリーマーケットで購入するのは危険です。
ピアッサーを使う際は、必ず製造年月日を確認しましょう。
使い捨てじゃないピアッサーはある?
一般的に普及しているピアッサーは使い捨てのものばかりです。
しかし、中には使い捨てじゃない物もあります。
使い捨てタイプのものはバネの力で簡単に開けられますが、使い捨てじゃない物は自分の力で針を刺さなければなりません。
そのため握力と、一気に自分で押し込む勇気が必要になります。
使い捨てピアッサーのように気軽に開けられないのが難点です。
ピアスホールを開けることに慣れている方や、一度に複数箇所を開けたい方にはおすすめです。
ピアッサーで失敗しても再利用はNG!
ピアッサーの再利用を考えている方の中には、穴を開けるのに失敗した人もいるでしょう。
穴をあけるのに失敗したから、一度抜いて再度開け直そうとするのも再利用になります。
開けるのに失敗した場合は、いさぎよく諦めて新しいピアッサーを購入するようにしましょう。
ピアッサーの失敗しやすい原因を知る
ピアッサーの利用に失敗しないために、失敗しやすい原因を抑えておきましょう。
すでに失敗してしまった人は、なぜ失敗したかを知ることにも繋がります。
ピアッサーが失敗する原因は主に以下の2つです。
- ピアッサーを最後まで押し切れていない
- ポストが短かった
開けるのが怖くて、勢いよくピアッサーを押しきれない方は多いです。
躊躇ってゆっくり押してしまうと、バネの勢いが足りずに途中で止まってしまいやすいです。
貫通させる時は、一気に開けるようにしましょう。
また、ピアッサーについているファーストピアスのポストが短いと、貫通しなかったりピアスのキャッチが耳に食い込んだりします。
予め耳の分厚さを測っておきましょう。
ロングタイプのものならば、8mmと余裕を持ったファーストピアスがつけられます。
ピアッサーを購入する時は、正しい選び方を知った上で自分に合う物を選びましょう。
万が一のために多めに購入しておく
初めてピアッサーを使う方は、万が一失敗してもいいように多めに購入しておきましょう。
両耳を開けるために片耳用ピアスを購入するならば、4つ購入しておくか、1つ両耳用ピアスを用意しておくと安心です。
無駄遣いに感じられるかもしれませんが、安全に利用するためです。
開けるのが不安な場合は、最初から病院で開けてもらうのが安心です。
まとめ
ピアッサーは再利用すると、炎症を起こしたり開ける際に怪我をしたりする可能性があります。
万が一何かあっては痛い思いをして病院代がかかるだけなので、いいことはありません。
ピアッサーは必ず未使用品のみを使うようにしましょう。
初めて開ける際は、病院で開けてもらうか予備を買っておくのがおすすめです。
ピアッサーを扱うのに慣れている方ならば、コスト削減のために使い捨てじゃない物を試してみるのもいいですね。