皆さんはピアスを開けるときのサイズを気にしたことはありますか?
実は、ピアスにはそれぞれの部位に合った様々なサイズが豊富にあります。
ファーストピアスから失敗しないためにはどの太さのものを選ぶのがいいのでしょうか。
今回はファーストピアスに最適な太さや長さを詳しく紹介していきます。
目次
ファーストピアスの太さ・長さの種類
まず、ピアスにはそれぞれの部位に合った太さや長さが定められています。
ファーストピアスに限らず、今後装着していくピアス全ての共通なものになるので
ここで一度おさらいしてみましょう。
ゲージ(シャフトの太さ)
まずはピアス軸(シャフト)の太さ。
ピアス用語としてはゲージと呼びます。
一般的なファッションピアスのように細い軸のものから、ボディピアスに使われる軸の太いものなどを部位に合わせて使います。
単位としては20G(ゲージ)から00Gまでですが、それ以上太いものも存在します。
ファッションピアス等の軸が細いものは大体20~16ゲージ(約0.8~1.2mm)
軟骨などの安定するために必要な太めの軸だと14~12ゲージ(約1.6~2.0mm)
それ以上の太い空洞が開いたようなものだと
10~00ゲージ(約10.00mm)更に大きいものはinch(インチ)という単位になります。
しかし、ファーストピアスで10ゲージ以下の太さのあるピアスを使用することはめったにありません。
耳たぶの向こう側が見えるくらい大きい空洞が開いている人を見たことはありませんか?
そのピアスホールも最初からあのサイズではなく、小さなホールからじわじわと拡張して最終的に出来上がるものです。
太めのゲージのものを装着するにはファーストピアス・セカンドピアスを経て安定してから少しずつ拡張していきます。
なので今後拡張することを考えていても最初にピアッシングするときは14ゲージまでにするといいでしょう。
内径(シャフトの長さ)
シャフト(ピアス軸)の長さのことを内径と呼びます。
内径の長さは一般的に約6mm・8mm・10mmの3種類が耳たぶに向いています。
まっすぐな軸のストレートバーベルや湾曲しているバナナバーベル、S字のようにぐにゃりと曲がったスパイラルバーベルなど
ボディピアスには種類がたくさんあります。
部位によってファーストピアスでつかう最適な種類がありますが、そのどれも大体6mm~10mm径前後となっています。
例外としてインダストリアルなど二つのピアスホールに一本の軸を通すものだと30mmを超える長さもありますが、ファーストピアスには向きません。
ファーストピアスの最適な内径は耳たぶの厚さより気持ち余裕のある長さがおすすめ。
一般的なピアッサーのサイズ
ピアッシングする手段として一番手軽なのが市販のピアッサーです。
薬局や雑貨屋などでも1000円前後で購入できますし、痛みも一瞬です。
種類も素材の違いはもちろん耳たぶ用のものから軟骨用の太いものまで様々です。
耳たぶ用は16ゲージ(1.2mm)がピアッサーの中でも特に多いです。14ゲージや18ゲージなど別の太さもあります。
金属アレルギーにも対応しています。
軟骨用もあります。こちらは14ゲージです。
耳たぶが厚めで埋まりやすいかたはこちらであけるのもおすすめです。
へそや眉などの市販ピアッサーだと少しあけにくい部位用のものもあります。
ピアッサーにしては高額になりますが、その分専用のピンセットなども付属しています。
更に別のピアッシング法としてニードルという器具を使う方法もあります。
ニードルとは太い注射針のような形状をしておりピアッサーと違い自らの力のみで開けなくてはいけません。
ピアッサーのように押し出すのではなくくり抜くように刺すため綺麗に開けることができるので人気があります。
しかし医療器具にあたるため現在では日本では市販のものは手に入りにくい状態です。
買うときは正規で購入できるものか確認してから購入してください。
似たような開け方で安全ピンを使う人もいますが、不衛生な上に太さが足りず中途半端なホールになってしまうのでお勧めしません。
そして注意してほしいのがピアッシングは医療行為にあたります。
セルフピアッシングをするときは自分で行い、友人や家族にお願いするときは針が当たる場所を確認してもらうなど直接ピアッサーに触れないように留めましょう。
一人で開けるのが不安な時は病院やピアススタジオで開けてもらいましょうね。
部位ごとの太さのおすすめ
では、部位に合ったファーストピアスの太さや長さはどのサイズでしょうか。
ここでは大まかに【耳たぶ用】【軟骨用】【へそ・眉用】で見ていきます。
耳たぶ用でおすすめの太さは18~16ゲージ。
とくに細めの軸が多いファッションピアスは18~20ゲージなので可愛いおしゃれなピアスを楽しむだけなら細めでも大丈夫です。
耳たぶが厚めの方やより安定したい方、軟骨を主に開けたい場合は14ゲージがおすすめ。
軸が太い方がより安定しやすく、軟骨の場合は細いと縮みやすく埋まってしまうこともあるのでそれなりの太さがあると安心です。
また、へそや眉、舌などの耳たぶより厚みのある部位も14ゲージがいいでしょう。
内径は開ける部位の厚みより気持ち長いものにしてください。
例えば耳たぶであれば刺すときのシミュレーションとして厚みを確認してください。
もし装着するピアスが厚みぴったりであれば最低でももう2mmは長いものを選びます。
最終的にはぴったりサイズで問題ありませんが、開けたばかりのときは腫れやすいので
厚みが足りずにピアスが埋まってしまった…
なんてことも起こりうるのです。
不遇な事故が起こらないためにも引っかからない程度の長さのものを選んでください。
厚みのある方であれば8~10mm、腫れも引いて長すぎて引っかかりやすい人は6~8mm程度あるといいでしょう。
軟骨は一般的に6mm、舌ピアスは12mmがおすすめの長さといわれているので上記のサイズを参考にしてください。
まとめ
ファーストピアスの太さ・長さはとても大事な要素になります。
適切なサイズを確認して綺麗なピアスホールを完成させましょう!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。