「朝起きたらファーストピアスが埋まってた!!」
そんな経験をもっている人も中にはいるのではないでしょうか。
ファーストピアスが埋まる原因は様々ですが、埋まらないための対処法や埋まってしまった時に行動すべきことがあります。
今回はファーストピアスが埋まる原因、対処法や行くべき病院、治療法についてまとめてご紹介します。
これから初めてファーストピアスを開けるかたも、この記事を見て不安になりすぎずに綺麗なホールを完成しましょう!
目次
ファーストピアスが埋まる原因
折角開けたファーストピアスが気づいたら埋まってしまった、という状態になる場合がどうしても起こりがちですが
埋まる原因というのは少なからずあります。
まずは原因をしっかり確認してどうして埋まってしまったのかを解明しましょう!
ホールが安定していないのにセカンドピアスに変えてしまった
ファーストピアスを装着している期間というのは、ホールを安定するための大事な期間なので絶対に外してはいけません。
しかし、中には仕事やバイト、学校などで目立たない透明ピアスに変えてしまうかたも。
ホールがある程度安定しているのであれば付け替えることもできるのですが、開けたばかりでひと月も経っていない状態で付け替えた場合は埋まっても仕方ないと思います。
というのも、ホールが不安定な状態でファーストピアスを外すこと自体が御法度です。
まだ傷が治っていない状態なので外した瞬間から短時間でふさがり始めてしまいます。
そんな状態で別のピアスを差し込もうとすると無理やりこじ開けたり傷が広がってしまい腫れあがってしまいます。
腫れてしまうとピアスの内径(軸の長さ)が足りずに圧迫されてしまい、埋まる原因となってしまうのです。
しかも付け替えたのが安い透明の樹脂ピアスであれば、癒着しやすかったり傷がついて細菌が入ってしまいやすくなるので
余計に埋まる原因になりやすいのです。
透明樹脂ピアスが埋まってしまった!という声はよく耳にしますし、ネットでもそんな悲痛な声を見ることが多いのです。
キャッチを締めすぎてしまう
ボールタイプのファーストピアスであれば必要以上に締め付けることもありませんが
ピアッサーを使用したときのキャッチは大体Bの形をした固いものが使われています。
ピアッサーで装着した直後はガッチリ耳を挟まれていて圧迫してしまいますが、一晩も経てば多少は緩めやすくなります。
痛みが引いてきたタイミングである程度緩めてあげないと腫れたときに内径が足りなくなり気づいたら埋まる…なんてことも。
特に耳たぶが厚いかたは内径が短くて埋まりやすいので最初から長いものを選ぶなど対処が必要です。
ピアスの軸が短い
上記2つで伝えた通りなのですが、何もしてないのに埋まった!という場合の原因は大体内径が短くヘッドが埋まってしまうことでしょう。
特に開けて数日は生理的な反応で腫れてしまうことがあるので、できるだけ内径の長さにゆとりを持てるように調整しましょう。
髪の毛が引っかかってしまった
特に髪の長いかたが起こりやすいことですが、髪の毛がキャッチ付近に引っかかってしまい、ピアスが皮下へ引き込まれることがあるようです。
この状況になると、なんと一瞬で埋まってしまうとのこと。
また、髪の毛がキャッチに巻き込まれて挟まってしまう状態になっても注意が必要。
その時は埋まってなくても、髪の毛は意外と汚れていて清潔ではないのです。
常に髪の毛を洗ったままの状態を保つのはあたりまえですが難しいでしょう。
巻き込まれてしまった時も早めに取り除くなどの対処をしないと腫れる⇒埋まるという状態になります。
ヘッドの飾りが小さい
ファーストピアスのヘッド(前の飾りの部分)のモチーフが小さいと、ホールの中に埋まってしまうことがあります。
できるだけ大きいボールタイプなどのほうが安心ですが、ピアッサー付属のファーストピアスは小ぶりなモチーフが多いですよね。
大きすぎるのもよくないですが、埋まることが少ない程度の大きさを選ぶことや、寝る時に注意するなどの対処である程度の腫れなどは回避できます。
金属アレルギー
金属アレルギーを持っていると、ファーストピアスの素材によっては合わなくて腫れてしまうことがあります。
金属アレルギーもまた、埋まる原因になりやすくピアスを装着するときには注意が必要な切っても切れない厄介者です。
ファーストピアスの素材自体を金属アレルギー対応の医療用チタンにするなど、開ける時から気を配ると発症する可能性がぐんと下がります。
ファーストピアスが埋まるのを回避する方法
では、ファーストピアスが埋まらないように対処するにはどのようなことをすればよいのでしょうか。
原因を理解したうえでできる対処法をいくつかご紹介します。
できるだけ抜き差ししない
これは大前提なのですが、先にお伝えした通りファーストピアスの時期に安定していない状態のホールでピアスの抜き差しをしてはいけません!
目立たないピアスに変えないといけない状況になることを想定して、最初から透明なファーストピアスが付いたピアッサーを使用するようにしましょう。
金属アレルギーなどで素材を変えざるを得ないときは病院で変えてもらうほうが確実で悪化してしまった場合にかかる治療費を考えると早い方が安心できるでしょう。
ファーストピアスの素材を見直す
抜き差ししない話の続きになりますが、金属アレルギー対策としてもファーストピアスの素材選びはとても重要なことです。
ピアッサーに付属している一番のおすすめ素材は医療用のチタン製ピアスです。
もちろん、一番安心なのが医療用チタン製で透明タイプは二の次なのですが、それでも必要であれば医療用の樹脂ピアスを選択してください。
医療用であれば、ホールが安定する1~3か月は付けっぱなしにしても大丈夫でしょう。
ニードルなど後付けでファーストピアスを選べるのであれば、バイオプラストという安全な素材で作られた樹脂やガラス製のピアスだと傷もつきにくく、腫れにくいですよ。
特にガラス製は洗えるので繰り返し使うこともでき、つるつるしているので引っかかりにくいという利点もあります。
セカンドピアス以降も使えるので、一つ持っておくと便利です。
寝る時の体勢を意識する
朝起きたら埋まっていた…
そんなことが起こってしまうのが一番怖いのではないでしょうか。
小ぶりなモチーフのヘッドが食い込んで埋まってしまうことがあると先ほど紹介しましたが、特に寝ている時に圧迫して気づいたら埋まってしまうのです。
- ファーストピアスをしている耳を下にして寝ない
- ピアスが引っかからないような素材の寝具を使用する
- 寝返りで耳が下になっても圧迫しないように柔らかいまくらを使う
など、寝ている時でも対処できるような環境にしましょう。
とにかく清潔にする
腫れる原因のひとつとして、清潔を保っていないというものがあります。
消毒や洗浄していない手で何度もピアスを触ったり髪の毛が触れていたりすると、細菌が入ってしまい腫れてしまうのです。
ホールの消毒自体を頻繁に行うことは逆効果にもなりうるので適度でいいのですが
洗浄だけはできるだけ毎日行いましょう。
お風呂に入るときに泡立てた石鹸を乗せて優しく洗い、しっかりシャワーで流す。
そのあと水分を取って細菌が繁殖しないような環境にしましょう。
ファーストピアスの内径を見直す
ここまで読んでいくとわかるでしょう。
埋まる原因というのは、最終的に行き着くところで言うと腫れてしまうからなんです。
素材が悪いから腫れて埋まる、抜き差しして傷ついて腫れてしまい埋まる、細菌が入ってしまい腫れて埋まる…
腫れてしまっても埋まらなければ病院に行かなくても自宅で対処できる場合もありますが、埋まってしまうとどうすることもできません。
なので、もし腫れてしまっても埋まらないように、適切な内径を選ぶことが何より重要なのです。
耳たぶが厚い方はどうしても埋まるリスクが高くなってしまいますので注意が必要。
必要な内径は耳たぶだと6~10mm程度。
厚みのある方は8~10mmあれば十分です。
逆に、長すぎて引っかかってしまい腫れるというパターンもあるため、薄い方は6~8mmにとどめておきましょう。
厚みのある部位の舌ピアスでも12mmあれば問題ないですよ。
埋まってしまったらすぐ病院へ
対処したけど埋まってしまった時はすぐに病院へ駆け込みましょう。
時間が経てばたつほど悪化してしまいます。
病院で開けてもらったのであればその病院へ行けば治療してもらえます。
セルフピアッシングした方は皮膚科や整形外科、美容クリニックへ行ってください。
痛みも少なく、跡も残りにくくなるので最優先で考えましょう。
病院での施術方法
病院で行う施術は患部の状態や病院ごとに異なりますが、局部麻酔をして切開する方法や埋まり始めている時はピアスを押し出して取り出す方法などがあります。
既に埋まって塞がってしまっている場合は切開になってしまうでしょう。
美容クリニックなどであればその後に目立たないよう治療してくれることもあります。
病院でピアッシングしてもらうときも美容クリニックで開ければアフターケアも万全なので、このような場合にすぐに対処してもらえますよ。
まだホールが塞がっておらず、そのまま使えそうであればシリコンチューブを挿入してもらうことができます。
その名の通り、シリコンでできたチューブを耳に通すことでホールを維持することができます。
シリコンチューブでの治療を行っていない病院もあるので、診察の時に確認しましょう。
埋まった時の間違った対処法
自力で押し出すのはNG
埋まったばかりでまだピアスが見えていたり焦って自力で押し出そうとしてはいけません。絶対だめです。
自分で力づくで押しだしてしまうと、傷が広がってしまったり血が出てきてしまいます。
逆にそっと触ってするっと出てくるのであればすぐに外してしまいましょう。
そのまま放置してしまうと出てこなくなり最終的には切開…なんてことも。
自分で切開してしまうチャレンジャーな人もいますが、大きく傷が残ってしまうことになりかねないので、早めに病院で治療を受けましょうね。
埋まったまま放置しない
埋まってしまったけど痛みはないからとりあえず放置しよう、なんて思うかたもいます。
しかし、ファーストピアスが埋まったまま長期間放置してしまうと、いざ病院で取り出すとなっても手術しないと摘出できないこともあるのです。
しつこいようですが、埋まってしまった時はできるだけ早く病院へ行ってください!
まとめ
折角開けたファーストピアスが埋まるなんて最悪な状況はどうしても避けたいものです。
今回はピアスが埋まる原因や状況を回避する対処法、病院での治療法をお伝えしました。
しっかり対処できれば怖いものはありません。大丈夫です。
少しでも安心してこれからのピアスライフを送るためにも参考にしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。