「ピアスを開けてから10年経つのに、ピアスホールが赤くなったり膿ができる…」
このように、ピアスを開けてから長い年月が経っているのに、ピアスホールが安定しない方がいらっしゃるようです。
通常、ピアスホールが安定するまでには、半年〜1年の人が多く、ピアスホールの部位や個人差によっては、2年や3年かかる方もいます。
だからこそ、ピアスホールが安定せずに10年も長引いていると、不安を感じますよね…。
この記事では、10年安定しないピアスホールについて、その理由や対策方法をご紹介していきます。
今一度、ご自身のピアスホールと向き合って、正しく対処していきましょう!
目次
ピアスホールが10年安定しない理由と対策方法
ピアスホールが10年安定しない理由は、様々考えられます。
主に、ピアスの素材、ケアの方法、日常生活でのピアスホールの扱いに原因が潜んでいます。
ここでは、安定しない理由とその対策方法について、以下5つを詳しくお伝えしていきます。
ピアスホールが10年安定しない理由 | 対策方法 |
---|---|
ピアスの素材が合っていない(金属アレルギー) | ①ピアスの素材を見直す ②金属アレルギーの検査をする |
ピアスホールの汚れを落としきれていない | 洗浄やホットソークを毎日行って清潔に保つ |
消毒のやり過ぎ | 消毒は控えて、ケアは洗浄のみにする |
ピアスホール周辺の触り過ぎ | 必要以上に触らない |
ピアスの付け外しが多い | セカンドピアス・ボディピアスをつけっぱなしにする |
1.ピアスの素材が合っていない(金属アレルギー)
- 理由…ピアスの素材が合っていない(金属アレルギー)
- 対策1…ピアスの素材を見直す
- 対策2…金属アレルギーの検査をする
10年も安定しないピアスホールの理由として最も多いのが「ピアスの素材が合っていないこと」。
つまり、金属アレルギーです。
元々金属アレルギーを持っている方もいれば、ピアスを開けた後や、女性であれば出産後などに金属アレルギーを発症する場合もあります。
この場合の対策方法は2通りです。
まず、ピアスの素材を見直してみましょう。
サージカルチタン・サージカルステンレス・シリコン製のピアスがおすすめです。
ここで注意していただきたいのは、樹脂製のピアスはNGという点です。
樹脂は皮膚に癒着しやすい特徴があるため、ピアスホールが安定していないのであれば、樹脂製のピアスは避けましょう。
そして、ピアス素材を見直してもピアスホールが安定しない場合は、病院で金属アレルギーの検査を受けてみてください。
不安定なピアスホールが長引く場合は、ご自身でも気づいていない金属アレルギーを持っている可能性が高いです。
検査では約15種類の金属アレルギーが明確になるため、検査結果を見て、ピアスの素材を見直してみましょう。
2.ピアスホールの汚れを落としきれていない
- 理由…ピアスホールの汚れを落としきれていない
- 対策…洗浄やホットソークを毎日行って清潔に保つ
次に考えられる理由は、「ピアスホールの汚れを落としきれていないこと」。
ピアスホールには、汗・皮脂・洗浄時の洗い残しなどによって、垢が溜まっていきます。
垢はバイ菌のエサになるため、ピアスホールが化膿したり、トラブルを起こす可能性があります。
つまり、ピアスホールに汚れが溜まっていると、化膿やトラブルを起こすため、不安定なピアスホールが長引いてしまうのです。
そこで行っていただきたい対策は、毎日の正しい洗浄です。
ホットソークや石鹸でやさしく洗浄するだけで充分なので、毎日ピアスホールの掃除を行ってください。
また、洗い残しやすすぎ残しがないように、しっかりと洗い流しましょう。
※洗浄・ホットソークの方法はこちらの記事をご覧ください!
3.消毒のやり過ぎ
- 理由…消毒のやり過ぎ
- 対策…消毒は控えて、ケアは洗浄のみにする
ピアスホールを清潔にするために消毒をしているかもしれませんが「消毒のやり過ぎ」はNGなケアです。
消毒はバイ菌を撃退できますが、同時に傷を治してくれる良い菌まで死滅させてしまいます。
そのため、消毒のやり過ぎは、ピアスホールの安定を遅らせる原因となるのです。
対策としては、今すぐに消毒は控えて、ケアは洗浄のみに切り替えること。
洗浄は前述していたように、ホットソークや石鹸でやさしく洗浄するだけで充分です。
※洗浄・ホットソークの方法はこちらの記事をご覧ください!
4.ピアスホール周辺の触り過ぎ
- 理由…ピアスホール周辺の触り過ぎ
- 対策…必要以上に触らない
日常生活の中にも、ピアスホールが10年安定しない理由が潜んでいます。
特に多いのは「ピアスホール周辺の触り過ぎ」です。
ピアスホールが安定していないときは痛み・かゆみを感じる場合があります。
その際に、ピアスホール周辺を掻いたり、無意識に触っているかもしれません。
ピアスホール周辺を触り過ぎると、ばい菌に感染しやすくなり、ピアスホールが安定しない原因になります。
そのため、対策としては単純で、ピアスホール周辺をあまり触り過ぎないようにしましょう。
5.ピアスの付け外しが多い
- 理由…ピアスの付け外しが多い
- 対策…セカンドピアス・ボディピアスをつけっぱなしにする
一日でも早く、自分が好きなデザインのファッションピアスをつけたいですよね。
しかし、ピアスホールが安定していない場合「ピアスの付け外しが多い」のはNGです。
ピアスホールが安定しないまま、ピアスの付け外しを行うと、ピアスホールには大きな負担がかかり、安定を遅らせてしまうからです。
対策としては、セカンドピアスやボディピアスをつけっぱなしにすること。
耳たぶ・軟骨の場合でも、ボディピアスをつけることができます。
ボディピアスは通常のピアスと違い、ポスト部分がフラットなため、寝ている間や髪の毛に引っかかりにくい仕様になっています。
たとえば、以下のようなピアスがおすすめです。
ピアスホールの安定の見極め
ここまで、ピアスホールが10年安定しない理由と対策方法についてご紹介してきました。
まずはご自身に合う対策方法をお試しください。
そして、ピアスホールが以下の状態になっているかを確認し、ピアスホールが安定しているかを見極めましょう。
- ピアスホールに痛み・かゆみがない
- 分泌物や膿が出ていない
- ピアスホールが腫れていない
- ピアスを外した時、正面から見てピアスホールが内側にへこんでいる
どうしても安定しない時は塞ぐ
今回ご紹介してきた対策を行っても、ピアスホールがどうしても安定しない場合があるかもしれません。
どんな対策をとっても、10年以上ピアスホールが安定しないなら「ピアスをすること自体が合わない体質」である可能性が高いです。
この場合は、ピアスホールを塞ぐ必要があるかもしれません。
まずは病院へ行って相談してみましょう。
10年安定しないピアスホールの対策方法まとめ
この記事では、ピアスホールが10年安定しないことについて、その理由や対策方法をお伝えしてきました。
安定しない理由に合った対策方法を行っていれば、ピアスホールは次第に安定していきます。
ピアスホールが安定するまでの期間は個人差があるので、焦らずに適切なケアをしてくださいね!
ただし、体質的にどうしてもピアスが合わない場合もあるので、ピアスホールを塞ぐことも視野にいれておきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。